103万円の壁は何処に?

 103万円の年収の壁が何処かに有るとか。早速、国民・民主の党首が謀略に嵌められたとか、どこぞの知事は早速税収不足を訴え(もう一度リコールをしたら)、皆さん、「出来ない理由」を並べ、ごねている。相当前から103万円の壁はかなり、忘れるほど前からあるのだが、アルバイトやパートさんは長く低賃金に甘んじて来た。最低賃金は毎年上がっているが、此処にまた年収106万円と週20時間の壁も明らかにされた。しかもこれらは管轄省庁が違うとか、縦割り行政の弊害も利用しつつ、「女性の活躍を」とキレイ事は言いつつも賃金差別は歴然とあり、未だ治らぬ男社会・日本。今後もかなり困難な先行きとなりそうだが、被害を受けるのは何時も弱者!

 昔から、103万円を超えたら実質年収は下がり続け、扶養を抜け思いっきり150万円を超えるとプラスに転換できる、との噂はあった。また、「苛政は虎よりも苛」の通り安易に税を取り立てる行為は収税使そのもの。が、最低賃金は上がれども、年収103万円を超えないよう労働時間を制限しなければならない。これでは何時までも貧しいままの暮らしに甘んじなければならない。巧妙に壁が何重にも巡らせてあった。   これに、ついに裏金問題で火が点いた!高額な資金が、記載なしで議員達の懐に裏金として入っていた。庶民には想像もできない程の、とんでもない金額がジャブジャブと支給されていた。これでは当然誰でも怒る。綺麗ごとを言うなら、まずは議員や知事の高給取りが給与を下げろ!名古屋市の河村市長は、名古屋城の木造復元で無駄遣いはしたが、自身の給与自体は下げた。兵庫県知事の斎藤さんも給与を下げていたとか。(調べた処、公約通り30%下げていた。やっぱり、目立つ処だけを執拗に非難していたようだ。)高級取りの知事や公務員は税収が減るなら、自身の給与を下げろ。自身は高給を食み、果ては天下りで安定した老後を楽しみ、安い給与で我慢しているパートさん達を見下げている。それを言うに、県の税収が減るとは何たること。さしたる確証も無いのに、103万円の壁の是正に、まず税収が下がるとフェイントを飛ばす。低所得者よ、怒れ!

 近頃、国民・民主の代表、玉木さんがトラップに引っかかった?とか、全国の知事会が税収不足に狼煙を上げたりとか、不用意に実施もされない内から、反対の論戦を張るネガティブな発言も目立ちます。103万円の壁を30年近く放置、経営者に有利な低所得者層を放置した責任は誰に?